2011-04-24

WAVE1/24 ティレル020B

というわけで、模型部屋オープンと、模型製作出戻りのリハビリに選んだキットはこれ。 WAVE1/24ティレル020Bです。 随分前に、リサイクルショップで半額くらいで買ったブツです。 ティレル020Bといえば、期待されながら不本意だった91年のシャシーに軽量コンパクトなイルモアエンジンで92年シーズンそこそこの戦闘力を発揮したマシンです。ドライバーは、箱絵の#3、O.グルイヤールと#4、チェザリスという組み合わせ。タイヤもグッドイヤーに戻って本来のバランスを取り戻した、って感じでした。(シャシー自体は、93年前半、右京も使ってましたねぇ) さて、中身です。 たったこれだけです。 もともと020の完成品のために開発されただけあり、非常にパーツ数が少ないです。当時「ビッグワンガムみたい」って紹介記事に書かれたりしてましたが。 その91年型020を92年型020Bにするためのメタルパーツ・デカールと、おまけのエッチングパーツがついています。 今回は「出戻りリハビリ」というわけで、基本的なスタンスは、「丁寧に、1台を仕上げる」です。 学生の頃は、表面処理もそこそこに、キットをストレートに組み、いきなり缶スプレーで色を塗って満足してました。今考えるとひどいものです。 あれから10年以上たって、ネットなどから当時とは比べ物にならない情報を得ることができます。その中から基本中の基本の作業と、特に便利そうな情報をチョイスして、とにかく1台を完成させてみたいと思います。 ただ、出戻り1作目でくじけても困るので、同梱のメタルパーツは使用せず、91年型を92年カラーリングで仕上げたいと思います。 今回試してみる新しい道具類。 下段、左から。タミヤ光硬化パテ、100均の紫外線LEDライト、2mmユニホルダーを使用したクレオスのラインチゼル、WAVEやすりほう台、クレストスピンブラシ(スタンダード)を使用したスピンやすり。 上段左から、シンワけがき針(拡がった尻をペンチで落とせば、2mmユニホルダーで問題なく保持できます)、相田式芸人サンダー。 さて、ちまちま製作を1週間ほどしてみて。 新導入した道具は、本当にどれも便利です。 特に、光硬化パテはすごい。 以前は合わせ目消しといえば流し込み接着剤か、プラパテを使っていましたが、光硬化パテ+100均LEDライトの組み合わせだと、接着剤やパテが乾燥する、といったタイムラグが全くないのでちょっとしたヒケや傷の修正が全く苦になりません。 特にこのような浅い押し出しピンの跡など消すのは楽勝です。 やすりほう台や、電動ツールのスピンやすりと相まって、本当に一瞬で修正できてしまいます。 というわけで、とりあえずボディ全体のやすりがけ、スジ彫り、少しだけ薄々攻撃をしてみました。 白いパーツと黒いパーツの材質が違うようで、黒いパーツは粘度が高く、スジ彫り、薄々攻撃共に苦戦中です。箱にもインストにも材質表記がないのではっきりしませんが、黒いパーツはおそらくABSだと思います。020完成品の発売当時のMGの記事にも、そんな表記があった気がしますし。 とりあえず1週間ほどいじってみて、スジ彫りが今後の課題になりそうです。 今回はすでにあるスジ彫りをラインチゼルで彫りなおしてみましたが、ビニールテープを使用したガイドが上手く機能せず、特に曲線(円状のパネルなど)がガタガタになってしまいました・・・。 先月、資材買出しツアーで見た、某ロムの「フラットアウト」完成品。 ネットで見ているときはそうも思わなかったのですが、実物をみると、やはり販売しているだけのことはあります。すごい完成度です。 あんなのに少しでも近づけたらいいなぁ。

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